2013年2月18日月曜日

原子力発電と温室効果


温室効果は第2法則に反しています。
しかも、エネルギー保存則にも反しています。
例えば、温暖化で海の温度が1℃上がったとします。
温室効果は海の温度を1℃上げる莫大なエネルギーを説明できないのです。
温室効果を言う学者はこうした基礎法則を無視して原発推進のために温室効果を主張しています。
彼らは空気のエネルギー密度を計算しておらず、基礎概念である温位についても間違った定義を使い続けています。
温暖化の科学的証拠さえ得られないでいます。
彼らは研究もせず、原子力発電所を推進させろと言っているだけです。
いったい彼らの好奇心はどこに行ったのでしょう。
また、私たちは原子力発電でエネルギーを消費しても温暖化しないと思いこむ我儘な子供といったところでしょうか。


温室効果がまかり通る謎
初めに温度について基礎的なことを確認しておきます。
空気の温度とは、空気粒子の運動エネルギーの平均です。
空気粒子は位置エネルギーと運動エネルギーを持っています。
エネルギー保存則から位置エネルギーが大きくなれば運動エネルギーは小さくなります。
上空に行けば温度が下がってしまうのです。
空気の温度は重力に依存するわけです。
地球の空気は水蒸気による潜熱もあります。
これが地球の大気の構造を複雑にしています。
一方、金星は単純で水のような物質はほとんどありません。
運動エネルギーと位置エネルギーだけと考えて近似できます。
金星の表面に100m近づけば位置エネルギーを失い、1℃温度が上がる割合になっています。
雲と表面の間は約50kmありますから500℃の温度差が必要です。
金星の表面が暑いのはこの為です。

さて、温室効果の根拠は次のようなものです。

地表の温度が放射平衡温度より高いのは温室効果の為です。

しかし放射平衡温度が地表面の温度とする根拠はありません。
あなたがガス惑星の地表面は何処かと問えば間違えがわかります。
私たちは、こんな非科学的な説明を信じているのです。
地表面の温度は地球の中心からおよそ6500kmの温度のことです。
放射平衡温度は、地球の中心からの距離とは関係がありません。
放射平衡温度を中心からの距離Rで微分すれば0になります。
放射平衡温度はRによらず一定の値になってしまうと言うことです。
微分と物理を勉強した高校生なら理解できる事実です。

放射平衡温度は重力の影響を無視しています。
科学者たちはまともに地表の温度の基準となる値を探していません。
こうした状況では温暖化の予想どころか科学的に温暖化している事さえ確かめることはできません。
信じられないでしょうが、気象学とは基礎物理的にこうしたレベルにあるのです。

温室効果は原発を推進する為のトリックです。
何故、原発を推進させる必要があるのでしょうか?
何万発も削減した核兵器のプルトニュウやウランを処理するためです。
核の平和利用と言う名の軍事作戦によりアジアに原子力発電所を作らせ処理をさせるのです。
そのために、温室効果が必要なのです。
方法は、温室効果を研究する学者に研究費を渡し温室効果に科学的権威を与えます。
学者は社会的地位をもらい平然とウソをついて科学的根拠があるように見せかけます。
あるいは、研究費をもらえるので信じ込むしかないのかもしれません。
原発推進派は事実であるかように振る舞い原発を推進します。
アメリカは30年以上原子力発電所を建設していません。
破たんするのが分かっているからです。
彼らが技術力を持っているのはあきらかです。
しかし、アジアに原子力発電所を作るのは日本や韓国です。
破綻が現実となった時、原子力を推進したのは日本や韓国になります。

原子力発電所の燃料に廃棄が使われているのは事実です。
マスコミもこの事実を知っています。
日本経済新聞は報道していますが、こうした事実を私たちは知りません。

残念ながら、私たちは核の平和利用と言う名の軍事作戦の影響かから逃れることはできないようです。