2012年3月24日土曜日

4.津波到達直後

資料は
中間報告icanps.go.jppost-1.htmlの

です。

高圧炉心注水系は非常用発電機DGで動かすのですが
中間報告にはその記述はありませんでした。
不思議な報告です。

P90
(1)津波到達直後の発電所対策本部の対応
 津波警報、津波予想到達時刻及び予想高さ等の情報を把握
発電所対策本部では、当直に原子炉スクラム確認後の初期対応を行わせていた。
そのため、津波が到達するまでの間、地震動による原子力関連施設の詳細な被害確認を実施したり、建屋や外部施設周囲に土嚢を積み重ねるなどの応急的な津波対策を講じたりする暇はなかった。

・・暇がなかったようには思えません。・・
現場は初期対応をするのは当然のことです。
地震動による原子力関連施設の詳細な状況や被害確認を実施するのが発電所対策本部の役目です。他に何をするのか?
1号機で、圧力容器の圧力が高まり、非常用復水器が動きだす異常事態を解釈し、現場がまともな対応していないなら指示を出さなければなりませんでした。
2、3号機の原子炉隔離時冷却系が自動停止したら、本来あるべき方法で冷やすことを指示すべきでした。(3.止められた冷却系 参照)


② 3 月11 日15 時27 分頃及び同日15 時35 分頃の2 度にわたり、津波が到達し、非常用海水系ポンプ設備が被水原子炉建屋R/B、タービン建屋T/B 及びその周辺施設の多くが被水した。

津波到達の時点で、1 号機から6 号機はいずれも非常用DG から交流電源の供給を受けていた

??
1,2号機が非常用発電機DG から交流電源の供給を受けていたのなら、高圧炉心注水系や低圧注水系がうごくはずなのですが・・

津波到達までの間、その動作の記述が全くないのです。 
これらは人間が止めたのでしょう・・・理由は、すぐに発電を再開したいと言う信じられない理由だと思います。

何故なら
3号機は原子炉隔離時冷却系をコントロールできたはずなのに、圧力を減圧した様子がありません。

非常用発電機が動き、原子炉隔離時冷却系が自動停止する非常事態なのに
東電はデタラメな対応を続け冷やすべき圧力容器を冷やさなかったのだと思います。

P91
津波の影響で、水冷式の非常用DG 用の冷却用海水ポンプや多数の非常用DG 本体が被水し(2 号機用の2B、4 号機用の4B、6 号機用の6Bを除く。)、ほとんどの電源盤も被水するといった事態が発生した。

P91
同日15 時37 分から同日15 時42 分頃、
6 号機の空冷式DG(6B)を除き、1 号機から6 号機は全ての交流電源を失った。

同日15 時42 分頃、原子力災害対策特別措置法(原災法)10条の特定事象(全交流電源喪失)を旨通報した。

 本店対策本部及び発電所対策本部は、緊急時対応情報表示システム(SPDS)(各プラント状態を把握する。電源は交流電源) が使用不能となった。

吉田所長は、主要なパラメータを計測する機器類から優先的に復旧を急ぐように指示した。
機器によって直流電源又は交流電源が必要となるが、発電所構内外から調達する必要があった。

電気屋ですから小型発電機など作れたはずです、と言うより、
1号機で、空気圧縮機を使っていますから小型発電機はあったはずです。
また、計器を動かすくらいの直流電源、充電器は作れたはずです。


P92
(2)津波到達直後の1/2 号中央制御室の対応
① 1 号機は、津波の影響を受け、冷却用海水ポンプ、電源盤、非常用母線が被水するなどして非常用DG2 機(1A、1B)がいずれも停止したため、3 月11 日15時37 分頃、全交流電源を喪失した。

② 津波到達直後、1 号機のIC の隔離弁については、全電源喪失に伴い、フェイルセーフ機能によって全ての隔離弁が閉となることに思いを致していなかった。

これは中間報告の間違えです。
フェイルセーフ機能は直流電源があることが前提です。
その直流電源が無いのです。
(訳の分からない言い訳じみた記述はありますが・・・)
また、実際に隔離弁を閉じるモーターは直流と交流電源が使われています。
交流電源を使うモーターを使う隔離弁は
交流電源がなくなれば、開きも閉じもしなくなります。

報告では、
圧力容器圧力が高かくなる異常で
非常用復水器が動いたとしています。
この時、交流電源は生きていますから
非常用復水器の弁(MO-1A、MO-4A、MO-1B、MO-4B)は
開きます。

以後、交流電源を失います。
そして、直流電源を失ってフェイルセーフ機能が働いても交流モーターを使うMO-1A、MO-4A、MO-1B、MO-4B隔離弁は閉じません。
開いたままになります。

中間報告の解釈には無理があり、信頼しないほうがよういでしょう。
フェイルセーフ機能については別にまとめるかもしれませんが・・・
まとめるのは意味がないかな?無駄かな??


東電の
から1号機の非常用復水器ICの動作状況を確認しておきます。

非常用復水器の動作を時系列的に整理すると

①  14時45分 地震発生
②14時47分 外部電源喪失
③14時52分 「圧力容器圧高」で非常用復水器自動起動
④15時03分 非常用復水器停止(MO-3A、MO-3B閉)
⑤15時10分~30分 MO-3A弁操作(圧力容器の圧力を6~7MhPaに保つ)
⑥15時37分 全交流電源喪失(37分直後直流電源喪失か?)
⑦18時18分 MO-2A、3Aの開操作
⑧18時25分 MO-3A閉操作
⑨21時30分 MO-3A開操作
冷却水供給のための消化ポンプの不具合とありますから、この消化ポンプは非常用復水器に冷却水を供給するものだと考えられます。
中間報告にはこの消化ポンプは出てこないように思えます。


⑩12日1時48分 ポンプ故障or燃料切れがわかり手動でMO-2Aか3Aを閉める。
(恐らくMO-2Aを閉めた)
となります。
また、⑦~⑨でMO-2BやMO-3Bの操作をしなかったのは全く理解できません。 



・・・・
中間報告は2号機の状態に進みます。

P94
 2 号機の原子炉隔離時冷却系RCIC
全電源喪失後、状態表示灯により原子炉隔離時冷却系RCIC の作動状態を確認することができなくなった。

津波の到達は15時30分ころです。
このとき、所長や当直は直流電源がなくなれば原子炉隔離時冷却系RCICが止まることを予想できたはずです。

16時36分に1,2号機を15条対象にしています。
このとき、計器の状態から直流電源が失われていることがわかったはずです。
自動停止する原子炉隔離時冷却系RCICは再起動できないと理解していたと思います。
発表は遅いくらいです。

何故1号機も?とも思いますが、16時45分に解除されています。
1号機も原子炉隔離時冷却系と同じだろうと勘違いしたのだと思います。

「逃がし安全弁が開かず圧力容器の圧力が高まって原子炉の水位が下がっている。」と、状況を正しく判断できたら16時45分に解除にする理由などありません。
解除したのは状況を全く理解していなかったのです。

しかし、通報FAXの報告者の筆跡からは、所長が判断したのか疑わしいのですが・・・FAX時間ログも変?
(本店の判断?)


何故解除したのか中間報告も疑問に思っています。(省略)

P94
 3 月11 日16 時36 分頃までに、
1 号機及び2 号機の原子炉水位が確認できず
IC やRCIC の作動状態も不明

同日16 時42 分頃、当直は、原因は分からなかったが、1 号機の原子炉水位計(広帯域)の表示が見えるようになったことに気付いた。
1 号機の原子炉水位は、広帯域で-90cm(-900mm) を示し、
その後低下傾向にあり、広帯域で-150cm (-1500mm)を示した
同日16 時56 分頃から再び表示がダウンスケールして見えなくなった。

直流電源が一時的に戻った、or まだ生きていたと言うことだと思います。


P94の解説
この直流電源設備は大型の直流電源(バッテリー)を使用しているところ、地震・津波による通行止めや大渋滞によって道路事情が悪く、容易に大型直流電源(バッテリー)を調達できなかった上、津波で水浸しの1 号機R/B 内地下まで人力で運び込んで交換することも著しく困難であり、調達・交換ともに現実的ではなかったと考えられる。

これは小型のバッテリーを組み合わせればよいだけで、ヘリでいくらでも調達可能でした。また交換もする必要もありません。
原子炉建屋R/B 内地下まで電源線を這わせて必要な所に接続すればよいのです。
危険な作業かもしれませんが電気の技術者のです、計器やスイッチが動作くらいの電源は確保できたはずです。

中間報告は3号機についての記述になります。

P95
(3)津波到達直後の3/4 号中央制御室の対応

3 月11 日15 時38 分頃 全交流電源が喪失した。
同日15 時38 分頃 非常用DG 電源盤が被水し、全交流電源が喪失した。

分かりにくいので少し時系列的を整理しておきます。
地震→外部電源喪失→非常用発電機起動→津波→全交流電源喪失
となるはず・・
3/4 号中央制御室については、いきなり津波後から説明することになり、津波直前や非常用発電機起動までがわからなくなっている気がします。

4 号機は、核燃料を使用済燃料プールSFPに貯蔵している状態であったが、使用済燃料プールSFP 水温等(交流電源を使用)を確認できなくなった。

交流電源はありませんから、全ての使用済燃料プールの温度が確認できなくなったことになります。何故こんな所で交流電源を使っているのか疑問ですが・・

3 号機は、原子炉圧力や原子炉水位など主要なパラメータを計測機器で確認することができた。(直流電源は無事)

3 号機は直流電源で操作可能なRCIC 及びHPCI がいずれも起動可能であった。
3 月11 日16 時3 分頃、3 号機のRCICを手動で起動

3号機の原子炉隔離時冷却系の動作状況がわかりにくくなりましたので整理しておきます。(メモ35参照)

11日15時05分手動起動し、15時28分に自動停止、16時03分に再起動しています。
最終的には12日11時36分に停止(理由なし)しています。

P95
RCIC が停止すれば速やかにHPCIを起動できるように備えた。
3 号機につき、代替注水のために必要な検討・準備の時間を十分確保するため、原子炉隔離時冷却系RCIC 及び高圧注水系HPCI をできるだけ長い間作動可能な状態に保つことを考えた。

高圧注水系HPCIはバッテリーで動くようです。
非常用発電機DGで動く高圧炉心注水系とは別物です。

そこで、同日夕方頃以降、当直は、あらかじめ定められた手順に従い、当面必要のないものから順次給電を止め、バッテリーの負荷を落としていき、RCIC 及びHPCI の電源をできるだけ長く維持できるように努めた。

高圧注水系HPCIを動かすほどバッテリーが残っていれば、原子炉隔離時冷却系を再起動できたはずですから、原子炉隔離時冷却系が壊れたと思います。
高圧注水系HPCIは
12日12時55分に動いていましたが
13日02時44分に止まっています。


何故バッテリーを要請しなかったのか?
わかりません・・・
何故、原子炉隔離時冷却系が壊れたのか?
わかりません・・・
また、中間報告で高圧炉心注水系や低圧注水系に触れていません
「事故隠し」
と言われてもしかたのないことだと思います。


雑感

1~4号機の使用済燃料プールが冷やせなくなりました。
4号機の使用済燃料プールに必死になって給水しようするTVの場面を覚えていると思います。
あれはチャイナシンドロームが起こる恐れがあったのです。

チャイナシンドロームが起これば、原子力発電所には近づけなくなり、1~6号機の原子炉は制御不能になります。
制御不能になると、やがては1~6号機でチャイナシンドロームが起こります。
また、周辺では人はいられなくなりますから、第2原発でもやがてチャイナシンドロームが起こります。

プロメテウスの罠(朝日新聞 特別報道部 著 Gakken)P208
引用開始
2号機を放棄すれば、1号機、3号機、4号機から6号機、さらには福島第二のサイト、これらはどうなってしまうのか。
これらを放棄した場合、何カ月か後にはすべての原発、核廃棄物が崩壊して放射能を発することになる。
引用終わり

核燃料プールは、ほとんど野ざらし状態で放射能を出しそうだったのです。

北東風で雨が降るケースは関東の地表付近は冷たくなり、上昇流は起こりにくくなります。
放射性物質は上空に拡散せず、高濃度で地表付近を這って移動することになります。
放射性物質が北東風で運ばれる時は、とんでもなく高濃度の放射性物質が東京に流れ込む可能性があったのだと思います。

TVニュースなどを見聞きすると

核のことをよく知らない政治家が、情緒的に原子炉を動かしたがっているようです。この政治家たちは日本を核廃棄物のゴミ箱にするつもりなのかもしれません。

仮に原子炉を再稼働させる理由があるとすれば、それは経済が理由になりません。

核燃料棒は冷やす水がなくなれば、熱でどろどろに溶ける事故を起こします。
再稼働させなければ、こうした危険を持つ核燃料を何億年も管理することになります。(脅しではありません。事実です。ウラン235の半減期は7億年です。7億年経って放射能はようやく半分になるのです。)

1年で事故が起こる可能性は小さいですが、10年、20年・・・100年、1000年の間に事故の起こる確率は高くなります。
何年で事故の起こる可能性が99%になるのか分かりませんが、そうした数字は必ずあるわけです・・・

理論的に必ず事故は起こるのです。

こうした事故が起きないようにするために、
核燃料を燃やす=原発を再稼働する
必要があります。

燃やした後もかなり危険な核廃棄物は残りますが、核燃料棒よりは管理はしやすくなります。
管理しやすくなっても放射能は止められません。

放射性物質を閉じ込めても、放射能は鉛だろうとなんだろうと容器をボロボロにして壊してしまいます。

放射性物質は安全に処理する技術など永久にできません。

こんな状況を作ったのは、アホ政治家と経済産業省のバカ役人です。

2012年3月21日水曜日

3.止められた冷却系

1.逃がし安全弁 非常用復水器 原子炉隔離時冷却系
2.自動停止する原子炉隔離時冷却系

で見えてきたことは
原子力発電所では大地震が発生しても原子炉を
冷温停止状態にせずに発電再開に備えてアイドリングさせるのだと言うものです。
これは、原子力発電所の常識で妄想ではないかもしれません。

この観点から、事故原因について時系列的に考えてみました。

3月11日14時46分頃地震が発生します。
すぐに外部電源がなくなり、非常用発電機が動きます。
1,2号機では非常用発電機の電源が供給されたかは不明で、発電機が動いたのを確認しただけです。3号機では供給されました。


常識的には、非常用発電機DGを使って、低圧注水系や高圧炉心注水系を使って原子炉を冷却するはずなのですが、今のところ中間報告には、ほとんどその記述はありません。

15時30分頃 津波が2度到達します。
15時42分 に全交流電源喪失して、15条通報します。
FAXで通報する時代錯誤の通報システムは今も変わっていないかもしれません。
ここまでの非常用発電機DGが動いていたはず。

非常用発電機が14時46分頃から15時42分の間のどのように使われたか妄想します。

原子炉は安全を確保するため、いろいろな冷却装置があます。
先に触れた、非常用発電機DGを使う低圧注水系や高圧炉心注水系がそうです。

分かりやすいのは1号機の状態です。

1号機は14時52分頃、「原子炉圧力(圧力容器圧だと思います)高」の異常事態で非常用復水器が自動起動します。
逃がし安全弁が正常に動作していれば、このような状態にはならないわけです。
そして、原子力発電所の常識に従って、一旦、非常用復水器を止め、圧力容器の圧力を6~7MhPaに保ちます。

中間報告では
P81
当直は、6~7MhPaに保とうと考えたそうです。
これはシステムが冷温停止状態にしようとしているのに人間が邪魔して危険な状態を保ったことになります。
しかも「原子炉圧力高」の異常事態を無視してのことです。

さて、圧力容器の圧力を6~7MhPaに保つとは先の、非常用発電機DGで動く低圧注水系や高圧炉心注水系を止める必要があります。

こうしたものはスクラムをすれば、自動的に動くべきものですから人間が止めたことになります。

ほとんど、原子炉冷却のために非常用発電機は使われなかったと思います。

システムには複数の冷温停止に向かう流れがあったのですが・・
原子力発電所の常識がこの流れを断ち切ったことなります。
 メルトダウンが起きて当然です。
・・・・・・・

2号と3号機はどうでしょうか?
まず、
原子炉隔離時冷却系は連続ベントしているようなもので、圧力容器の放射性物質が外に出る可能性があります。
特に3号機はプルトニュウムがあり、簡単に動かすべきものではありません・・・こうした前提があるはずなのですが・・・ 

2,3号機とも、直流や交流電源がなくとも動くはずの原子炉隔離時冷却系を手動でうごかします。自動ではまだ動かなかったのです。



1号機の非常用復水器と同じ位置づけの冷却装置ですから、初めから動くものではないかもしれません。
中間報告には、何故、手動で動かしたかの説明はありません。

無責任な中間報告です。

原子炉を冷却していたのは原子炉隔離時冷却系だけのようです。 

そして、原子炉隔離時冷却系だけでは十分に冷却せず、圧力容器の圧力が高まり逃がし安全弁が開きます。

逃がし安全弁が開くと 「圧力容器の圧力減」 と 「格納容器の圧力増」 となり
結果、
サプレッションプール(圧力抑制室)の水が押され、圧力容器に大量に流れこみます。

この水でポンプ用の発電機を壊さないように、「圧力容器の水位高」で原子炉隔離時冷却系は止まります。

2、3号機ではこうしたことを繰り返します。
このような危険をあえてしていたと思います。
それが原子力発電所の常識だと思います。

直流電源があるうちは、原子炉隔離時冷却系は再起動できたのですが直流電源がなくなると再起動できなくなりました。

低圧注水系や高圧炉心注水系が動いてれば、圧力容器の圧力が下がり、逃がし安全弁が開くことはなかったはずで、
原子炉隔離時冷却系が止まってあからさまにどうにもならない状態になることは避けられたと思います。

また、逃がし安全弁が開いたくらいで原子炉隔離時冷却系が止まるのは設計ミスか、点検不足の調整ミスです。

ここでも1号機と同じ原子力発電所の常識が働いたと思います。

再発電に備えて、人間が低圧注水系や高圧炉心注水系を止め、原子炉隔離時冷却系だけを用いて、圧力容器の圧力を7MhPaに保ったのだと思います。

原子炉隔離時冷却系が止まったことなど、何時もの出来事で異常(危険)な状態だとは思わなかったのです。
やはり、メルトダウンして当然です。 

この妄想だけだと、地震が起きたとき適切な処置をとっていればあの事故は起きなかったかもしれません。

しかし、私は原子力発電所の再開には反対です。

こうしたことを明らかにしない中間報告は、政府や経済産業省が明らかにしないのと同じことだと思います。
つまり、政府、経済産業省、電力会社の信用できない体質はかわりません。

このまま、原発を再稼働させれば事故は必然だと思います。

あの事故は原子力発電所の常識(人間の信じられない判断)も大きな一因だと思います。
 改めて、あの事故は東京電力が起こした人災だと思います。


雑感、
冬に日本海側で雪が降るのは海上の温度が相対的に高くなるためです。
雪は海上で出来上がり陸に吹き付けるのす。
私は昔、日本海側で下降流が計算されているのに雪が降るのが不思議で先輩に質問したことがあります。
答えはよく覚えていませんが、
「西高東低で陸上は高気圧圏内なのだけど、海上の雪が吹き付けて雪が降る。」
ような説明だったと思います。

真冬に福井県の原発で、今回のような事故が起これば、下降流の中、放射性物質は上空には拡散せず、北または北西風にのって地表付近をなめて流れてきます。
あっと言う間に名古屋や浜松市にも大きな被害がでると思います。
原発から滋賀県が30キロにあるなどといった考え方は全く現実的ではありません。
今回とは全く違う事象になります。
SPEEDIであらゆるケースについてあらかじめ計算しておいて、避難計画等を立てるべきです。


こんなことも「政府は隠している。」としか思えません。

前総理が静岡県の原発を止めたのは、放射性物質が西または南西風にのれば東京に大きな被害がでると考えられたからだと思います。
しかし、原発をいっきに全部止めるのは、ためらったのだと思います。
正しい判断かどうかは私には分かりませんが、現実的な選択だったと思います。