上の資料の元は東京電力の資料とみて間違いないでしょう。
私はしろうとなので出所がわからなくなってしまいました。
逃がし安全弁は燃料を浸す水の水位が低くなるのを避けるために自動的に一時開くことがありますから、逃がし安全弁が開いたのは事実かもしれません。可能性は低いですが・・
図中の説明では逃がし安全弁を開いたとしていますが、常識的にベントもせずに圧力容器の逃がし安全弁は開きません。
格納容器が壊れてしまうので自殺行為です。
逃がし安全弁を開ける前にベント弁を圧縮空気で開けて、逃がし安全弁を開けばラプチャ-ディスクが壊れてベントが完成して核燃料は守られるはずでした。
東電の説明は全く説得力がありません。
上の図を拡大してみましょう。
理由は原子炉圧力が0.8~0.9MhPa gageだから消火ポンプ(D/DFP)でも注水可能と判断したからだそうです。
しかし、消火ポンプの吐出圧力は0.69MPa
gageですから注水可能と判断できる訳がなく、さらに単独で行動する訳がありません。
もともと消化ポンプですから火災ようで、圧力容器に注水する設備ではないのです。
(ディーゼルの注水設備は新しい基準で設けられているのか?)
私は当初発表していた冷却装置であるHPCIが自動停止し、メルトダウンが始まったと思います。
記事では
冷却装置であるHPCIが止めた7時間前からHPCIが機能していなかった可能性があることがわかった。
しかし、圧力容器の圧力は低いままで機能してなかったとは思えません。
デタラメだと思います。
HPCIの動力源は圧力容器との温度差です。
同じ温度に近づくと冷却装置であるHPCIは止まってしまうのです。
止まれば、数10分程度でメルトダウンが始まると思います(記憶はさだかではありませんが・・どこかで書いたと思う・・;)。
やはり、ドライウェルの圧力が上がったのはメルトスルーだと思います。